【2026年最新】Shopify vs makeshop徹底比較|費用・機能・サポートの違いを完全解説
「そろそろ本気でECサイトを立ち上げたい。でも、Shopifyとmakeshop、結局どっちがいいの?」——ネットショップの開設や乗り換えを考えている方なら、一度はぶつかる疑問ではないでしょうか。
世界最大シェアを誇るShopifyはデザインの自由度が高く、越境ECにも強い。
かたやmakeshopは、国内EC流通総額13年連続1位の実績があり、のし・ギフト包装・ポイント・配送日時指定といった日本ならではの商習慣に、最初から標準で対応しています。
ただ、ここで気をつけたいのが「月額料金の安さ=お得」とは限らないという点です。
Shopifyは一見リーズナブルに見えますが、日本の商習慣に合わせようとすると有料アプリが次々と必要になり、気づけばトータルコストがかなり膨らんでいた……というケースは珍しくありません。
makeshopは月額費用だけ見ると高めに感じるかもしれませんが、必要な機能が揃った状態でスタートできるので、あとから「あれも足さなきゃ」と焦ることが少ないんです。
どっちがいいかはやりたいことによって変わる
ざっくり言えば、選び方の軸は以下になります
- デザインや拡張性にこだわって、ゆくゆくは海外にも売りたいのであればShopify
- 日本のお客様が期待する”当たり前”のサービスを、手間なく・安定して提供したいのかmakeshop
Shopifyは初期費用ゼロ、月額料金も安めに設定されています。
けれど、日本特有の商習慣(たとえば配送日時の指定やポイント機能など)に対応しようとすると、有料アプリをいくつも追加することになります。
その結果、月々のコストがじわじわ膨らみ、管理の手間も増えがちです。
一方のmakeshopは、初期費用と月額費用こそかかりますが、ギフト対応・ポイント・BtoBといった日本のEC実務に欠かせない機能が最初から入っています。
だから追加コストの見通しが立てやすく、運用も安定しやすいわけです。
最終的にどちらを選ぶかは、自社のブランド戦略や海外展開の計画、そして「日本のお客様への”おもてなし”を、どこまでシステムの力で実現したいか」によって変わってきます。
戦略的適合性の比較:どちらを選ぶべきか

「どちらが優れているか」ではなく、「今の自社にはどちらがフィットするか」で考えるのが大事です。事業のフェーズや、この先どこを目指すかによって、答えは変わります。
Shopifyが最適な企業
- ブランドの世界観をとことん追求したい
Shopify独自の「Liquid」というテンプレート言語を使えば、かなり細かいところまでデザインを作り込めます。「既存のテンプレートじゃ物足りない」という方には心強い選択肢です。 - 越境ECを本気でやりたい
多言語・多通貨への対応や「Shopify Markets」をはじめとする国際販売機能が、標準でしっかり揃っています。 - 自社だけのシステムを組み上げたい
13,000種類を超えるアプリの中から必要なものを選んで、柔軟にシステムを拡張できます。ただし、それを使いこなせるスタッフや外部パートナーの存在が前提になります。 - 取り扱い商品数がとにかく多い
下位プランでも商品登録数に上限がありません。
makeshopが最適な企業
- 日本ならではの商習慣にしっかり対応したい
「のし」「ギフト包装」「複数のお届け先への配送」など、贈り物文化への対応が業務上欠かせないなら、makeshopの標準機能だけでカバーできます。 - 困ったときにすぐ相談できる環境がほしい
電話やメールで日本語のサポートが受けられるので、IT専任の担当者がいない中小企業でも安心です。 - 追加アプリなしで必要な機能を使いたい
ポイント機能、会員ランク制度、BtoB(卸取引)向けの機能などが標準で入っています。「アプリを入れたら別のアプリと干渉した」といったトラブルとは無縁です。 - 今ある業務フローを大きく変えたくない
国内主要の物流・決済サービスとの連携が、日本の実務に合わせた形で設計されています。
コスト構造とランニングコストの実情
料金表に載っている月額だけを見て「安い!」と飛びつくと、あとで痛い目を見ることがあります。
アプリの追加費用や決済手数料まで含めた「トータルで毎月いくらかかるのか」を把握しておくことが欠かせません。
費用比較一覧(概算)
| 比較項目 | Shopify(Basicプラン目安) | makeshop(プレミアムプラン) |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 11,000円 |
| 月額費用 | 約5,850円($39)※1 | 13,750円(税込) |
| 決済手数料 | 3.25% 〜 3.9%(※2) | 3.19%~(VISA / Mastercard)、3.49%(JCB / American Express / Diners) |
| 振込手数料 | 0円(Shopifyペイメント利用時) | 加盟店負担 |
| 追加コスト | 有料アプリにより月額数万円の加算あり | 基本機能内での運用が中心 |
※1 為替レートによって変動します。年払いにすると$29/月(約4,350円)まで下がります。
※2 プランやカードブランドで変わります。Basicプランの場合、Visa/Mastercardは3.4%、JCB/Amex等は3.9%。上位プランなら3.25%〜です。
コストに関する注意点
- Shopifyの「アプリ肥大化」問題
配送日時指定やポイント機能など、日本のECでは「あって当然」の機能を実装しようとすると、有料アプリを複数入れることになります。
1つあたり月額10〜50ドル程度でも、積み重なるとmakeshopの月額を超えてしまう……というのはよくある話です。 - Shopifyの外部決済手数料に注意
「Shopifyペイメント」以外の決済方法を使うと、プランに応じて0.6%〜2.0%(アドバンスプランで0.6%)の取引手数料が別途かかります。
見落としがちなコストなので要チェックです。 - makeshopは販売手数料がゼロ
売れた分だけ手数料を取られる、ということがないので、売上が伸びるほど利益率を維持しやすい仕組みです。
ただし、商品画像の容量を増やせる「ストレージPLUS」など、一部のオプションには年額費用がかかります。
機能と日本独自の商習慣への対応力

「ポイントが貯まる」「配送日時を選べる」「のしを付けられる」
日本のお客様にとっては、こうしたサービスは”あって当然”のものです。
これらが標準で使えるかどうかは、日々の運用負荷に大きく響いてきます。
日本の商習慣に必須な機能の対応状況
| 機能 | makeshop | Shopify |
|---|---|---|
| ポイント機能 | 標準搭載 | 有償アプリが必要 |
| 会員ランク制度 | 標準搭載 | 有償アプリが必要 |
| 配送日時指定 | 標準搭載 | 有償アプリが必要 |
| のし・ギフト対応 | 標準搭載 | 標準(ただし設定に工夫が必要) |
| 複数配送先指定 | 標準搭載 | 有償アプリが必要 |
| 代引き・後払い | 標準搭載 | 標準(ただし手数料の自動計算に制限) |
| BtoB・卸販売 | 標準搭載 | 上位プラン等で対応 |
実務上の重要ポイント
- ギフトECとの相性
makeshopなら、のしの種類選択も複数のお届け先指定も標準機能で完結します。
受注処理から帳票の出力まで、日本のギフト商習慣に合わせたフローがそのまま使えるのは大きいです。 - 決済まわりの使い勝手:
- makeshop
決済画面を1ページにまとめた「Smart Checkout」が用意されていて、最短1クリックで購入が完了します。 - Shopify
「Shop Pay」を使えば、他のShopifyストアで入力した配送先や決済情報をそのまま呼び出せるので、カゴ落ち対策に効果があります。
- makeshop
- Amazon Payについて
ここは見落としやすいポイントです。Shopifyでは2025年1月6日に、日本のストアでのAmazon Pay外部サービス連携が終了しました(米国ストアではShopify Payments経由で引き続き利用可能です)。
makeshopではAmazon Payを使えますので、この決済手段を重視するなら注意してください。
サポート体制と保守運用の信頼性

ECサイトは「作って終わり」ではありません。
運用していれば、思いもよらないトラブルに遭遇することもあります。
そのとき、どれだけ素早く・確実に対応できるかは、売上に直結する問題です。
サポート体制の比較
| 項目 | Shopify | makeshop |
|---|---|---|
| 電話サポート | なし(日本語非対応) | あり(標準プランで対応) |
| メール・チャット | 日本語チャットあり(待機時間あり) | 日本語メール・掲示板あり |
| 学習リソース | ヘルプセンター、コミュニティが膨大 | オンラインマニュアル、無料セミナー |
| 障害情報の通知 | 「Shopify Status」でリアルタイム公開 | 管理画面・日本語メールで通知 |
運用のしやすさに関する分析
- Shopifyは”自走力”が問われる
アプリ同士が干渉してサイトの挙動がおかしくなったり、英語のドキュメントを読み解いて対処したり、頻繁なアップデートに追従したり……。
ある程度のITリテラシーか、頼れる制作会社のサポートがないと、運用はなかなかハードです。 - makeshopは”ワンストップ”の安心感
機能がひとつのパッケージにまとまっているので、「このアプリのせいで動かない」という原因切り分けに悩まされません。
何か困ったら相談窓口も一本で済むので、EC専任の担当者がいなくても回しやすいのが正直なところです。
デザインと技術的拡張性
Shopify:拡張性は無限大
「Liquid」という独自のテンプレート言語を使えば、決済画面を除くほぼすべてのページを自分好みにカスタマイズできます。
さらに13,000種類以上のアプリが揃ったエコシステムがあるので、新しいマーケティング施策を試したり、外部ツールと連携させたりといったことも素早く実行に移せます。
「やりたいことが明確で、それを形にできる技術力がある」なら、Shopifyの拡張性は非常に魅力的です。
makeshop:安定性と自由度の両立
「クリエイターモード」が導入されてからは、HTML/CSS/JavaScriptを使ったかなり凝ったデザインもできるようになりました。
とはいえ、決済画面のようなコアな部分のカスタマイズには制限があります。
でも裏を返せば、それだけシステムの安定性が担保されているということ。
「こだわりたいところはこだわりつつ、肝心な部分は壊れない」——そのバランスを取りたい方にはちょうどいい設計だと思います。
結論:選定のチェックリスト

ここまで読んでいただいた上で、最後に自社の状況と照らし合わせてみてください。
チェックが多くついた方が、あなたのビジネスに合ったプラットフォームです。
makeshopを選ぶべき場合
- 日本国内のギフト需要(のし・ラッピング・複数配送)が主力である。
- 既存の受注・出荷フローを大きく変えずに導入したい。
- 日本語の電話サポートを日常的に利用したい。
- 追加アプリによる月額費用の変動を避け、予算の見通しを立てたい。
- 卸販売(BtoB)向けの機能を標準で活用したい。
Shopifyを選ぶべき場合
- 越境EC(海外販売)を事業の大きな柱として計画している。
- ブランド独自の世界観をデザインで最大限に表現したい。
- 最先端のアプリや外部サービスと柔軟に連携させたい。
- 将来的に大規模なシステム拡張を行う予定があり、専門知識を持つスタッフを確保できる。
- 下位プランから初期費用を抑えてスタートしたい。
よくある質問(FAQ)
Shopifyは日本語だけで運用できますか?
管理画面自体は日本語化されているので、商品を登録したり注文を処理したりする分には問題ありません。
ただ、厄介なのがアプリまわりです。
アプリの設定画面やヘルプページは英語のままのものが多く、何かトラブルが起きたときに「英語のドキュメントを読んで自力で解決する」場面が出てきます。
翻訳ツールを駆使すればなんとかなるケースもありますが、「日本語だけでストレスなく完結させたい」のであれば、最初からmakeshopを選んだ方が現実的かもしれません。
makeshopで越境EC(海外販売)はできますか?
makeshopの強みは、あくまで国内ECに最適化されているところです。
多言語や多通貨への切り替え機能はShopifyに比べると手薄なので、「海外のお客様への販売を事業の柱にしたい」という場合は、Shopifyの「Shopify Markets」を活用する方がスムーズでしょう。
ただし、「メインは国内で、海外はたまに注文が入る程度」であれば、外部の越境EC支援サービスと組み合わせて対応する方法もあります。
月商いくらからShopifyの方がお得になりますか?
これ、よく聞かれるんですが、「月商○○円を超えたらShopifyがお得」と一律には言えないのが正直なところです。
というのも、Shopifyの月額料金は確かに安いんですが、配送日時指定やポイント機能を追加しようとすると有料アプリが必要で、それだけで月に数万円上乗せされることがあるからです。
比較するときは、月額だけでなく「必要なアプリの合計費用」「決済手数料の差」「運用にかける人件費」の3つをセットで見てください。
どちらが初心者向けですか?
EC運用が初めてで、社内にITに詳しいスタッフがいない……という状況なら、makeshopの方が安心して始められます。
その理由は以下の3つです。
- ポイントやギフト対応、配送日時指定など日本のECで必要な機能が最初から揃っているので、「どのアプリを入れればいいんだろう」と迷わなくて済みます。
- 日本語の電話サポートがあるので、分からないことをその場で聞けます。
- アプリ同士の相性問題やアップデートへの対応といった技術的なメンテナンスに追われることが少ないです。
Shopifyはそのぶん自由度が高いですが、使いこなすにはそれなりの学習時間が必要になります。
Shopifyとmakeshopはあとから切り替えることはできますか?
できなくはないですが、正直けっこう大変です。
商品データはCSVでエクスポート・インポートできるケースが多いものの、会員情報(ポイント残高や購入履歴)、デザインテンプレート、過去の受注データなどは、移行先でイチから作り直すことになります。
しかもURLの構造が変わるので、検索エンジンからの評価を引き継ぐにはリダイレクト設定が欠かせません。
「合わなかったら、あとで乗り換えればいいや」と軽く考えていると、移行コストと手間で後悔しかねないので、最初の段階でじっくり選ぶことを強くおすすめします。
Amazon Payは使えますか?
makeshopでは、Amazon Payが問題なく使えます。
一方Shopifyでは、2025年1月6日をもって日本のストアでのAmazon Pay外部サービス連携が終了しています(米国ストアではShopify Payments経由で引き続き利用可能です)。
日本のECではAmazon Payの利用率がかなり高いので、「お客様にAmazon Payを使ってもらいたい」と考えているなら、この点は見逃せないポイントです。